目次
3つの海外送金方法を徹底解説!銀行、ネット、送金業者のメリット・デメリット
海外送金の方法を大きく分けると「銀行窓口」、「ネットバンキング」、「専門の送金業者」に分けられます。
海外送金は「銀行窓口」か「送金業者」しか選択肢がありませんでしたが、最近では「ネットバンキング」や新しい「専門の送金業者」などが増え手数料が安くて手軽なサービスが普及してきており、かなり便利になったといえます。
海外送金の方法は「銀行窓口」、「ネットバンキング」、「送金業者(店舗)」によって異なります。
銀行の海外送金方法
銀行の海外送金方法は「窓口」か「インターネットバンキング」になります。
銀行窓口からの海外送金方法
窓口で送金を行う場合、窓口へ出向き「外国送金依頼書」へ必要事項を記入する必要があります。「外国送金依頼書」は銀行の窓口でもらいましょう。
外国送金依頼書に記入する必要項目例
・送金額
・送金目的
・受取人名(基本ローマ字)
・受取人住所(基本ローマ字)
・受取人口座番号
・受取人銀行名/支店名(基本ローマ字)
・SWIFTコード(※1)
・依頼人名(基本ローマ字)
・依頼人住所(基本ローマ字)
注意点は銀行によっては外国送金取扱店でしか受付ができない場合があります。
さらに窓口で手続きをする場合、手数料が高くなりがちです。
銀行のインターネットバンキングによる海外送金
最近ではインターネットバンキングで海外送金がおこなえる銀行が増えてきています。
インターネットバンキングの方が窓口で手続きするより手数料が安くなる上、受取人口座を登録できるため、定期的な送金が簡単にできます。
銀行によっては既に口座をお持ちでも別で海外送金サービスへ申し込む必要があります。
今回は楽天銀行の海外送金サービスを使って説明します。

まずは楽天銀行にログインし、メニューの「海外送金」から入ります。

海外送金サービス未登録の方は新規申し込みが必要となります。
初めて送金される方は、はじめに受取人登録が必要です。
受取人情報、国、通貨を入力し、銀行情報を入力します。
SWIFTコードを入力することで入力補助機能が付いています。
SWIFTコードとは(※1)
海外送金をする場合、世界の主要金融機関が加盟するネットワークであるSWIFT(スイフト)が用いられます。SWIFTコードとは、ネットワーク加盟行に割り当てられた銀行・支店識別用コードです。
SWIFTコードを調べるにはWISEが提供するサイトが便利です。
最後に送金区分や目的、中継銀行手数料区分を選択し、登録完了です。
海外中継銀行手数料(コルレス銀行手数料)の受取人負担と送金人負担
海外送金は送金手数料の他に海外中継銀行手数料(コルレス銀行手数料)が発生する場合があります。この負担額を受取人負担か送金人負担か選ぶことができますが、送金人負担の場合は円貨決済となり1,000円~3,000円が一般的です。受取人負担の場合は銀行によって手数料が異なります。
気を付けたいのが送金人負担とした場合でも、海外中継銀行によっては一部手数料が送金金額より差引かれて着金する場合が稀にあるようです。
受取人登録が終わったら送金手続きになります。
送金画面の「受取人登録名」に受取人に登録した方の名前をローマ字で入力すると、上記にように候補が出てきます。その後、送金額、送金目的等を選択してください。
すべての入力が完了すると上記のような確認画面となります。
これで問題がなければ、暗証番号等を入力し、送金手続き完了となります。
銀行を使った場合の着金日数の目安は約2~3営業日です。
まとめると銀行の海外送金方法は手数料や為替レートが高いため、確実性を求める法人取引向きといえます。
店舗型による海外送金
店舗型の海外送金で有名なのはWestern Unionです。
最近ではインターネットからでも送金ができるようになりました。
もちろん引き続き店舗からの送金もできます。
Western Union取り扱い店で送金を行う場合、店舗にて送金依頼書を記入の上、送金額を払う形になります。(取扱店舗検索はこちら)

送金先は現金受取か銀行口座と選べるようになっており、現金受取の場合、受取人がWestern Union取り扱い店へ出向き、手続きをおこなえば即座に現金を受け取れる仕組みです。銀行口座宛の場合、1-3営業日着金まで時間を要します。
受取人がWestern Union取り扱い店に行ける場合、即座に受け取りが可能なことから個人に人気があります。
ネット型の海外送金方法
ネット型は冒頭の銀行のネットバンキングやWestern Unionのオンライン手続き、WISE、SBIレミットなどが該当し、手続きのすべてをオンラインで完結させられます。
今回はWISEの海外送金サービスを使って説明します。
まずWiseの海外送金を利用するためには事前に登録(アカウント開設)が必要です。

アカウント開設後、本人認証がおわれば送金ができます。
最初に送金額を指定します。送金額は日本円・送金先通貨どちらでも指定可能です
送金額指定後、送金先を指定します。
送金先を登録してない場合は都度入力する必要があります。
送金先を指定したら送金目的を選択します。
送金目的選択後、確認画面となります。
確認画面の後に、振込先の案内が表示されます。
こちらに記載された振込先に送金額を振込次第、送金が開始されます。
振込時に振込名義欄に会員番号を入力する必要があります。入力し忘れてしまうと、確認に時間を要し送金開始が遅くなる場合があるため、必ず入力しましょう。
送金状況はWiseのウェブサイトもしくはアプリにて確認することができます。
送金完了が完了すると上記のような表示になります。
またWiseのアプリをインストールしておくと、送金完了時にポップアップ通知が届くのでリアルタイムで送金完了を知ることができます。
基本的にはインターネット上で送金手続きを行い、指定の振込先へ送金額を振り込めば手続き完了です。銀行口座宛の振込であれば即日~2営業日程度、Western UnionやSBIレミットの現金受取であれば即日受け取りが可能です。