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海外でのキャッシング利用メリット・デメリットと利息と手数料を解説
海外でのクレジットカードの利用法の1つとしてキャッシングがあります。
これはクレジットカードを海外のATMで利用することで現地通貨を引き出すことができます。キャッシングとなると利息が高そうとか、心理的な抵抗感ありますが実は結構お得な現地通貨獲得方法です。
クレジットカードで買い物をすると1.6~2.2%程度の海外事務手数料が発生します。
しかしクレジットカードでのキャッシングであれば海外事務手数料が発生せず基本的には利息のみとなります。ほとんどのクレジットカードの利息は18%(年)のところが多いため、10日で返済した場合の利息は約0.5%、20日後に返済した場合で約0.98%です。
クレジットカードの買い物利用が1.6~2.2%程度の海外事務手数料が発生するのに対し、現地通貨でキャッシングし、買い物をして20日以内に返済すればおおよそ1.0%以内の利息だけでおさまるわけです。
少額の利用には向かない場合も
海外ATM手数料が110円~220円取られるクレジットカードもあります。
例えば現地通貨の引き出しが少額の場合、海外ATM手数料だけで数%取られてしまうことになるので、海外ATM手数料無料のクレジットカードを選ぶようにしましょう。
海外ATMで現地通貨引き出し(キャッシング)をする際は利息とATM手数料のみかかります。海外事務手数料が不要で早く返せば利息負担を減らすことができるのが最大の特徴です。
キャッシング利息 | 海外ATM手数料 | |
JCB | 15.00~18.00% | 無料 |
三井住友カード | 18.0% | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
三菱UFJニコス | 14.95%~17.95% | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
楽天カード | 18.0% | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
セディナカード | 不明 | 無料 |
セゾンカード | 18.0% | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
オリコカード | 15.0%~18.0% | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
ジャックスカード | 18.0% | 無料 |
イオンカード | 不明 | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
MIカード | 17.95% | 不明 |
PayPayカード | 不明 | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
ポケットカード | 14.95%~17.95% | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
ライフカード | 13.505%~18.0% | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
EPOSカード | 18.0% | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
UCカード | 不明 | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
TS CUBIC | 不明 | 不明 |
アプラス | 不明 | 無料 |
アコムACマスターカード | 3.00%~18.00% | 無料 |
American Express | × | × |
TRUST CLUBカード | 不明 | 1万円以下:110円/1万円超:220円 |
利息はほぼ「18%」と思っておいた方がいいです。よって利息に注目するより、ATM手数料の有無や返済のしやすさで選んだ方がいいでしょう。
キャッシング自体ができないカードも存在する
すべてのカードで海外ATMでのキャッシングがおこなえる訳ではありません。
まずキャッシング枠の設定が必要となりますが、キャッシング自体をおこなっていないクレジットカードも存在します。有名なところではアメリカン・エキスプレスが2012年にキャッシング機能を廃止しています。
アメリカン・エキスプレスが発行するクレジットカードは過去にキャッシング枠設けられていた方を除き、キャッシング機能自体がありません。しかしセゾン・アメックスなどアメックス以外の発行会社が発行するクレジットカードであればキャッシング可能です。
大前提は早期返済
クレジットカードのキャッシングはショッピング利用より手数料(利息)をおさえられますが、大前提は早く返済することです。
またクレジットカードによっては利息の他にATM手数料が取られるカードも多いため、海外キャッシングには極力ATM手数料無料のカードを選ぶようにしましょう。